善通寺のある善通寺市(ぜんつうじし)は、香川県の北西部に位置する市で、香川県の市では唯一、海に面していない市です。
このページの内容です!
総本山善通寺 境内案内図
とても広い敷地なのですが大きく分けて東院と西院に分けることができます。
七ヶ所まいりについて
七か所参り。四国八十八カ所の71番から77番までの七ヶ所を1日で巡礼する『七ヶ所まいり』という参拝方法があるそうです。
上記の看板の内容を読み解いてみます。
四国八十八番寺社名勝(寛政十二年)に「足よはき人は、此印七り七ヶ所めぐれば四国巡拝にじゅんず」と記される七ヶ所まいり。
各寺には皆様を御守り下さる「ご本尊」や、なでることで福を授かる「七福神なで仏」などがお祀りされ、七ヶ所を巡拝することで、七つの福運を授かることができます。
七ヶ所まいりは、八十八カ所を巡礼する時間の無い方や健脚に自信のない方にはありがたい参拝方法になっています。
七ヶ所まいりのお寺と七福神
1. 71番弥谷寺:大黒天
真言:おんまかきゃらやそわか
2. 72番曼荼羅寺:福禄寿
真言:うんぬんしきそわか
3. 73番出釈迦寺:恵比寿
真言:おんいんだらやそわか
4. 74番甲山寺:毘沙門天
真言:おんべいしらまんだやそわか
5. 75番善通寺:布袋尊
真言:おんまいたれいやそわか
6. 76番金倉寺:弁財天
真言:おんそらそばていえいそわか
7. 77番道隆寺:寿老人
真言:うんぬんしきそわか
総本山善通寺 西院
正覚門
西院からめぐっていきます!
境内西側の参拝者用駐車場から西院(誕生院)にかかる橋を通ると西門にあたる「正覚門(しょうがくもん)」にたどり着きます。ここからが境内という感じです。
遍照閣(へんじょうかく)
正覚門を過ぎてすぐ左側に見えるのが遍照閣です。研修道場、講堂、展示会、講演会と幅広く利用されています。
聖天堂
遍照閣のとなりが聖天堂です。大聖歓喜自在天は歓喜天とも呼ばれ、あらゆる罪障を取り除き、富貴財福をも受けるとともに縁結び・夫婦和合・子授け等、その功徳は広大無辺とされています。
光明殿(こうみょうでん)
光明殿は、納骨永代供養施設となっています。頂上に立つ五輪塔は大宇宙そして胎蔵界大日如来を象徴しているそうです。
護摩堂(ごまどう)
護摩堂は、不動明王をおまつりするお堂で、護摩とは密教の秘法で、不動明王を奉じて供養し、壇上の炉に火を起こして「護摩木」を焼べて祈祷します。
親鸞堂(しんらんどう)
親鸞堂は、浄土真宗の開祖、見真大師親鸞(けんしんだいししんらん)をおまつりしているお堂です。
納経所
▲御朱印はこちらでいただけます。
▲ここの鐘はつくことができます!
仁王門
西院側から見た仁王門!向こう側には仁王様が立っています。
御影池(みかげのいけ)
御影堂(みえどう)
御影堂(大師堂)の「御影」とは、一般的には祖師そしてそのお姿をいい、つまり、御影とは弘法大師空海のこととなります。御影堂奥殿の厨子内には秘仏・瞬目大師(めひきだいし)像がおまつりされています。
御影の松
昔、御影の池の上に茂っていた松です。
延暦23年大師入唐の際にご両親は名残を惜しまれた。
大師は夕刻にこの樹にのぼり池に映るお姿を描き形見としました。
そのとき、香色山上に釈迦如来が現れ後光で明々と照らしたという。
尊影は後、土御門天皇より瞬目(めひき)大師の称号を賜り、現在、御影堂奥殿に安置されています。
聖霊殿
聖霊殿は回廊を挟んで御影堂の北側にあります。
総本山善通寺 東院
南大門(みなみだいもん)
南大門は、東院(伽藍)の南に位置する善通寺の正門です。
五重塔
この五重塔は基壇から相輪までの高さが約43メートルあり、国内の木造塔としては3番目の高さだそうです。すごいですね。
毎年、ゴールデンウィークには1階と2階の内部が特別公開されています(拝観料:一般300円:目安)。堂内のほとけさまが拝観でき、心柱が礎石から浮いている状態もご覧いただけます。今回はちょうどゴールデンウィークに行ったので、拝観することが出来ました!
大楠(おおくす)香川県天然記念物
南大門北と五社明神社のかたわらにある2株の楠は、いずれも樹齢千数百年と伝えられていて香川県の天然記念物になっています。とにかく大きい!
樹齢千数百年といわれている楠
金堂(こんどう)本堂
金堂は善通寺の本堂です。金堂内の中央須弥壇上に座すのが、善通寺の本尊・薬師如来坐像です。
金堂の手前左手側に子授修行大師像
総本山善通寺 四国霊場第75番札所 住所・マップ
〒765-8506 香川県善通寺市善通寺町 3-3-1
善通寺の御守りと観光ガイドブック
善通寺をお参りした記念になりました!