公渕森林公園と源平合戦について調べました

公渕森林公園は「さぬき百景」にも選ばれている眺望の良い公園です。大きい公渕池と森の調和が美しい地です。

公渕池についての説明板に源平合戦についての記述があります

元暦二年(1185年)屋島の浦で源氏と平氏が激しく戦いました。
平家の公達は、義経軍の奇襲攻撃にあい、矢傷を受けながらもある者は海へ、又ある者は山へと落ち延びて行きました。 天も地もこうこうとした月の光に包まれ、清浄そのものの世界でした。 公達(きんだち)につき従う者もやがて 一人減り、二人減り、そのうちいなくなっていることに気づきます。
ふと人の気配を感じて振り返ると、渕(ふち)のあたりからお香のかおりが漂い ます。かおりがたちこめた渕をのぞくと、直衣姿(のうしすぎた)の友人や長い黒髪の姫御前が大勢集まり、「笛とお琴を合わせましょう」「あとは酒盛りだよ」「月見の宴だからお歌も詠みましょう」 などとはやしたて、公達を誘っていま す。
公達は、自分の帰りを待っていてくれるものと思い、渕の中へ身を躍らせました。
一瞬月の光がくだけ散り、再びあたり一面が冴えわたりました。
こんなことがあってから、里の人々はこの渕を公渕と呼ぶようになりました。
その後渕のほとりに堤を築き、田を潤す池になってから、公渕池と名付けられました。
北条令子著 「さぬきのおもしろ伝説」から
公渕池の名前の由来には、平家の落人(公達)が関係しているようでした。


公渕森林公園への行き方・マップ
公渕公園 二子山展望台登ってみた!



